酉の市は、11月の酉の日に、浅草、新宿、横浜など、関東を中心にした各地の鷲神社、大鳥神社で行われる、開運招福・商売繁盛を願う祭りです。
この季節になると、テレビなどできっと一度は観たことがあるはず。
熊手の大きさや値段、買い方にも酉の市ならではのルールがあるようです。
縁起の良い買い方は?飾り方、処分法もご紹介します!
酉の市の熊手、開催日はいつ?
酉の市とは、開運招福・商売繁盛を願い、毎年11月の酉の日に行われるお祭りです。
酉の日とは干支の酉年に由来していて、十二支の順番通りに12日周期で訪れます。
その年によって酉の日は月に2回ある年もあれば、月に3回 酉の日が訪れる年もあります。
2022年の酉の日は、11月4日(金)・11月16日(水)・11月28日(月)の3回です。
このように月に2、3回訪れる酉の日は、早い日にちから数えて、一の酉・二の酉・三の酉と呼ばれています。
● 一の酉:11月 4日(金曜日)
● 二の酉:11月16日(水曜日)
● 三の酉:11月28日(月曜日)
酉の市の熊手、値段や買い方まで
酉の市では、たくさんの人たちが「熊手」を購入します。
落ち葉などをかき集める道具として使われる熊手は、その姿と働きから「運もかき集める道具」「金銀もかき集められる道具」などと言われ、運や福、商売繁盛を招く縁起物として扱われるようになりました。
熊手の値段
商売繁盛をはじめ、家内安全、恋愛成就、健康や合格祈願など、さまざまな願いを叶えるために購入される熊手。
その値段は、500円くらいのものから数十万円のものまで、幅広い種類の熊手が売られています。
売れ筋としては、一般的に10000円から50000円くらいの熊手が人気です。
私も熊手を求めて近くの神社の酉の市に行きます。
お財布と相談はしますが、やっぱり少しでも大きな熊手の方が大きな福徳を頂けるような気がしています。
熊手の買い方
熊手を初めて購入するときは、小さいサイズから選ぶと良いと思いますよ。
その理由は、前の年よりも多くの運や福をかき集められるように、1年ごとに少しずつ大きなサイズにしていくほうが良いとされています。
サイズ選びには注意してください。
また熊手には、酉の市ならではの買い方があります。
店から提示された値段のままでは購入せず値引き交渉してください。
そして値引いてくれた金額を「ご祝儀」としてお店に渡すことが、熊手の粋な買い方と言われています。
普段、まけてください。なんて買い方をしないので勇気が必要ですが、そこは来年の福徳のために頑張りましょう!
ちょっと頑張って大きな熊手を頂くと気分がいいですよ~!
酉の市の熊手、飾り方と処分法
酉の市で購入した熊手、縁起物の熊手を飾る時のルールを知ると、ラッキーが訪れますよ!
熊手の飾り方
縁起物の熊手は、基本的に人の頭よりも高い場所に飾ります。
玄関なら入口に向け、熊手は、神棚や玄関などに飾りましょう。
・目線より上に飾る
・清潔な場所
・東:仕事運、社運、勝ち運
・南:地位、名誉
・西:金運、財運
はっきりとした理由は定かではないのですが、北枕や鬼門といった死や災いを連想する方角である「北」は良くないといわれていますので、できれば避けてくださいね!
熊手の処分方法
熊手を処分するときは、翌年の酉の市に持参し、「熊手納め場所」に1年間の感謝を伝えながら納めるようにしましょう。
一年一年に感謝すれば、きっと次の年も大きな福をかき集められますね!
いろんな事情で買いに行くことが出来ない年もあるかもしれません。
そんな場合はどうすれば良いのでしょうか。
1)古い物を返すだけなら
古い物を返すだけなら、縁起を担いで12月の初めての酉の日に返すという方法がありますが、
この日に行けなくても年内に返せば大丈夫です。
2)返す場所はどこ?
西の市に行けない場合は年末年始の「お札納め所」へ納める方法があります。
ただし、熊手は燃やすときに竹の部分が爆発する危険性があるのだとか。
酉の市を行わない神社に納めたい場合は、事前に問い合わせしたほうが良いと思います。
3)家庭でお清めする方法
分別して一般ゴミとして処分する方法もあります。
縁起物とされている熊手なので、清めてから処分してくださいね。
【用意するもの】
塩(小皿に一盛り)、新聞紙
【お清めする方法】
(1)新聞紙を広げて、上にお清めする熊手を置きます。
(2)お清めする熊手に左・右・左と合計3回塩をかけます。
(3)そのまま新聞紙でくるみ、処分します。
まとめ
毎年11月に開催される「酉の市」、縁起物の熊手の買い方、飾り方、処分法もご紹介しました。
酉の市は、商売繁盛や家内安全、恋愛成就や合格祈願といった開運を願うものです。
有名な関東三大酉の市をはじめ、例年では、関東地方や他県など、全国的に数多くの酉の市が開催されています。2022 年も新型コロナウィルス感染拡大防止のため各神社で内容の調整が行われている場合があります。
お出かけ前に、ホームページなどで詳細をチェックしてみてくださいね!
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