大魚神社〈佐賀県〉海中鳥居がインスタ映え。御朱印は？駐車場はある？

佐賀県太良町にある「大魚神社」。
詠み方は　おおうおじんじゃ　です。
佐賀県の有明海に浮かぶ朱色の鳥居は、「海中鳥居」として話題のスポットです。

この鳥居がある太良町（たらちょう）は、「月の引力が見える町」と言われ、最大6mという日本最大級の干満差が見られる場所なんですよ。
朱色の海中鳥居は3基が縦に並んで立っています。
潮が引くと鳥居が姿を現し、潮が満ちると鳥居は海に沈みます。

干潮と満潮、自然の現象に合わせて色々な表情を楽しめる海中鳥居の魅力、御朱印や駐車場の情報もあわせてご紹介します。

大魚神社（おおうおじんじゃ）海中鳥居はなぜ海の中にあるの？
大魚神社（おおうおじんじゃ）海中鳥居はインスタ映えします！
大魚神社（おおうおじんじゃ）海中鳥居、御朱印はあるの？
大魚神社（おおうおじんじゃ）海中鳥居　駐車場はある？　アクセスは？
1. 駐車場
2. アクセス
まとめ

大魚神社（おおうおじんじゃ）海中鳥居はなぜ海の中にあるの？

大魚神社（おおうおじんじゃ）と海中鳥居にまつわる伝説からその答えを知ることができます。

大魚神社と海中鳥居がある太良町（たらちょう）は「月の引力が見える町」と言われ、満干時の潮位の差が最大6mもあることで知られています。

〈海中鳥居・昔ばなし〉
海中鳥居が建てられたのは約300年前（1693年頃）のこと。
悪代官に手を焼いていた住民たちは、示し合わせて沖ノ島に誘い、酒盛りをします。
そして、満潮時には沈んでしまう島に悪代官を残して懲らしめようとしました。

置き去りにされた代官は、潮が満ちてきたことに驚き、竜神様に助けを求めました。
すると大魚（ナミノウオ）が現れ助けられ、悪代官は魚の背中に乗って生還しました。

大魚（ナミノウオ）に救われた悪代官は、それ以来改心し、魚の名を取って「大魚神社」を建て、岸から約2丁（約200m）の海中に鳥居も建てました。

それから、海の安全と豊漁祈願が行われ、住民たちの暮らしも豊かになりました。
この鳥居は沖ノ島との間の鳥居であり、30年ごとに、建て替える習わしが今も伝えられているそうです。
おしまい

今でも、大魚神社には、豊漁と海の安全を祈願する人たちが訪れ大切にされています。
海中鳥居の先には、悪代官が取り残された沖ノ島があり、島と鳥居が重なる風景は神秘的です。

伝説とはいえ、悪代官も本当に悪い人だったら、大魚も現れなかったと思います。
心を入れ替えるチャンスを神さまが下さったのですね。
神さまは優しいと思いました。

大魚神社（おおうおじんじゃ）海中鳥居はインスタ映えします！

海中鳥居の魅力は、潮の満ち引きによって鳥居の見える姿が全くちがうことです。

インスタ映えの秘密｜「月の引力見える町」だから

海中鳥居のある太良町は有明海に面している干潟の海です。
干潟の特徴は、満ち潮と引き潮の差が大きいことですね。
太良町は、その差が最大6メートルにもなることから、「月の引力が見える町」といわれています。

※潮が満ちたり引いたりする現象は、月の引力が海水を引っぱるためにおこります。

インスタ映えの秘密｜干潮・満潮では別世界だから

干潮の時間帯は、歩いて海中鳥居をくぐることができます。
満潮の時間帯は、鳥居が海の中に浮かんでいるように見えます。
日の出や月夜など、時間と潮位の組み合わせで、さまざまな表情を見せてくれるので、いつ来ても、いつ見ても飽きさせない景色が多くのカメラマンも魅了する撮影スポットにもなっています。

インスタ映えの秘密｜海中道路も見れるから

干潮の時は海中道路も見ることができますよ！
海中道路は、干潮の時に姿を現す有明海の沖へと続く道路です。
この道路は有明海の干満の特性上、太良町の漁業になくてはならない荷揚げ用の作業用道路で町内に3箇所あります。
特に冬場に行われる海苔の養殖時期になると、この海中道路を利用して作業が盛んに行われているそうです。

はるか遠くにある月が、有明海の海水を引っ張って景色を変えます。
そして、地元住民の生活も支えています。

そんな不思議なロマンを思いながら海を眺めていると、自然や宇宙の力ってすごいな～と、つくづく感じます。
個人的には、本当にいつ行っても満足な時間を過ごせると感じています。
ぜひ足を運んで、自分のお気に入りの一枚を、画像と目と記憶におさめてくださいね！