伊勢神宮より、車で20分程度の距離にある二見浦(ふたみがうら)。
江戸時代のお伊勢参りで行われていたのが、神宮への参拝前に二見浦で身を清める「浜参宮」。
現在もまず、二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)への参拝から伊勢神宮に参拝するという人が多いのはそのためと言われています。
二見興玉神社の魅力をお伝えします。
二見興玉神社に最初に行く理由は?
江戸時代のお伊勢参りで行われていたのが、伊勢神宮への参拝前に二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)のある二見浦で身を清める「浜参宮」が習わしでした。
二見浦(ふたみがうら)の一帯を禊浜(みそぎはま)ともいい、伊勢神宮参拝を間近に控えた参拝者が、浜辺で汐水を浴び、心身を清めた禊場でした。
まず二見浦で禊をしてその後に伊勢神宮の外宮→内宮の順に参拝し、最後に朝熊山にも参拝するのが習わしとされていました(諸説あります)。
現在でもまず、二見興玉神社に参拝してから!という人が多いのはそのためと言われています。
ご祭神:猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
「みちびきの神、みちひらきの神」として祀られ、様々な人や物事を幸福へと導く神様として崇められます。
女性からは縁結びのご利益のある神社としても知られています。
これから始まる伊勢神宮への参拝が無事に行けるように道案内もしてくださっているのでしょうね。
二見興玉神社 にある 夫婦岩 は鳥居?
境内にある「夫婦岩」は有名ですね。
夫婦岩は実は鳥居の役割を果たしています。
夫婦岩の北東の海中には、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)ゆかりの霊石である「興玉神石(おきたましんせき)」が鎮まっています。
夫婦岩は、猿田彦大神ゆかりの霊石である「興玉神石」と、岩の間から昇る「日の大神」を拝する鳥居の役割を果しており、日の出の遥拝所でもあります。
天候が良い明け方には夫婦岩の間から富士山を拝する事もできます。
夫婦岩の中央から昇る朝日は6月の夏至を中心に5・6・7の3ヶ月間観ることができます。
10月~1月の満月は夫婦岩の間から上ります。
ロマンチック!
大岩(男岩)は高さ9m、周囲は44m、小岩(女岩)は高さ4m、周囲10mです。
夫婦岩に掛けられた大注連縄(おおしめなわ)は、縄の長さが35m、大岩に16m、小岩に10mが巻かれ、その間の長さは9mあります。
この大注連縄は年三回、5月・9月・12月潮時の良い吉日に張替えられます。
約700年前から続いているそうです。
長い歴史を感じますね。
社殿を過ぎて進むと遥拝所があり、夫婦岩を眺めながら、『輪注連縄(わしめなわ)』でお清めを行います。
輪になっているしめ縄でからだをなでて穢れを移し、奉納します。
痛いところをこの縄でさすれば痛みまで取れるとか・・・。
二見興玉神社に御朱印はある?
御朱印があります。
私が参拝した時はコロナ禍のために書き置きを頂きました。
御朱印を頂ける場所
・神社拝殿前にある社務所
初穂料
・300円
時間帯
・朝7時~夕方4時
二見興玉神社にカエルが!二見蛙
参道にはたくさんのカエルの置物を見ることができます。
カエルは、御祭神の猿田彦大神の御使いと信じられています。
境内の置物は、無事かえる、貸した物がかえる、若がえる等の縁起により御利益をうけられた方々が献納されたものだとか。
愛らしいカエルがたくさんいますよ。
二見興玉神社へのアクセス方法・駐車場は?
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)
住所:三重県伊勢市二見町江575
電話:0596-43-2020
参拝時間:24時間
◆アクセス:二見浦駅(JR参宮線)から徒歩15分
◆最寄駅からのアクセス
JR参宮線「二見浦駅」から徒歩で約15分
またはJR・近鉄「伊勢市駅」・近鉄「宇治山田駅」から 「鳥羽バスセンター」行き、または伊勢二見鳥羽周遊バスCANバス「夫婦岩東口」下車徒歩5分
◆駐車場:あり(無料)
二見興玉神社(三重県伊勢市)無料駐車場
堤防沿いが駐車場になっています。
まとめ
伊勢神宮より、車で20分程度の距離にある二見浦。
伊勢神宮を参拝する人はその前に二見が浦で禊を行って身を清めました。
お伊勢参りをするならぜひ訪れたいスポットです。
主祭神は道開きの神・猿田彦大神で、境内には天の岩屋・龍宮社のほか、大神のお使いとされる「蛙」の置物が並んでいます。
無事カエル・お金がカエルなどのご利益があるとされ、授与所では蛙のお守りなども授与してもらえます。
御朱印も頂けますよ!
お伊勢参りのはじまりは二見浦。
みそぎを済ませ、さあ、ここからが本当のお伊勢参りの始まりです!
伊勢神宮、そのほかの周辺スポットについて書いています。
参考にしてください。
コメント