飛驒一宮水無神社(ひだいちのみや みなしじんじゃ)は、岐阜県高山市にある神社です。
ご祭神は水無大神(みなしのおおかみ)。
「水が無い」と書きますが、水にご縁の深い神様です。
奥宮がある霊峰の位山(くらいやま)は、パワースポットとしても有名です。
また、アニメ映画「氷菓」「君の名は。」の舞台としてもファンの間で「アニメの聖地」と話題になりました。
御朱印やお守り、パワースポットとしても神秘的な、水無神社の魅力をご紹介します。
水無神社はアニメの聖地「氷菓」「君の名は。」の舞台
飛驒一宮 水無神社(ひだいちのみや みなしじんじゃ)の歴史は古く、平安時代につくられた「延喜式(えんぎしき)」という文書には、その頃すでに飛騨一宮 水無神社が、飛騨で最も権威のある神社である事がしるされています。
その権威ある神社がいま、アニメの聖地として2000年以降、とても人気を集めています。
TVアニメ「氷菓」について
米澤穂信氏の原作「古典部シリーズ」をアニメ化したもので、2012年4月から放送された人気アニメです。
2017年11月3日に実写映画公開。
<あらすじ>
省エネを信条とする高校一年生、折木奉太郎は、ひょんなことから廃部寸前のクラブ「古典部」に入部することに。
「古典部」で出会った好奇心旺盛なヒロイン、千反田える、中学からの腐れ縁、伊原摩耶花と福部里志。
彼ら4人が神山高校を舞台に、数々の事件を推理していく青春学園ミステリーです。
『君の名は。』について
2016年に公開された新海 誠 監督による日本の長編アニメーション映画
<あらすじ>
東京に暮らす少年・瀧(たき)と飛騨の山奥で暮らす少女・三葉(みつは)の身に起きた「入れ替わり」という謎の現象と、1200年ぶりに地球に接近するという架空の彗星「ティアマト彗星」をめぐる出来事を描きます。
映画『君の名は。』は、岐阜県の飛騨地方の物語であり、三葉が暮らす糸守町は架空の町ですが、その背景が飛騨古川駅など実在する所が随所に描かれています。
そのことから聖地と呼び、多くの映画のファンが聖地巡礼と称して、その地に訪れています。
アニメが好きな人にはたまらない「聖地巡礼」
『君の名は。』は映画館で見ましたが、背景の描写がとても素敵です。
土地の良さが伝わる映画だと思いました。
まだの方は、映画を見て神社をお参りしますか?
お参りしてから映画を見ますか?
どちらもおススメですが、神社ファンの私は神社のお参りが先でしょうか。。。
水無神社の御朱印
飛驒一宮水無神社(ひだいちのみや みなしじんじゃ)では、御朱印がいただけます。
珍しいおみくじもありますので、忘れずに!
<受付時間> 9:00~16:30
御朱印
右に飛騨一宮、真ん中に水無神社と書かれ、社印が押された御朱印です。
シンプルな御朱印です。
御朱印帳
おもて面にはお神輿と神獣、裏面には社紋の水瓢箪(みずひょうたん)とイチイの枝が描かれています。
神紋(しんもん)は、瓢箪を六個を放射状に並べ、漢字の「水」になるようデザインされています。
瓢箪は神代における、水を汲む器に用いたものとされています。
イチイの枝は、水無神社ではイチイの樹でつくった笏(しゃく)を朝廷に献上しています。
瓢箪、イチイと、水無神社に由縁のものが美しくちりばめられていて、清楚な御朱印帳だと思います。
おみくじは必ず引きましょう
水無神社を参拝したら、忘れずにおみくじを引いてみましょう。
ここのおみくじは「大大吉」があるようです。
運を天にお任せして、引いてみてくださいね。
「大大吉」そんなのが出たら絶対持ち帰りますよね。
水無神社のお守り
飛驒一宮診 水無神社(ひだいちのみや みなしじんじゃ)では、願い事・ご利益に合わせたお守りを頂けます。
「勝利の一位」
勝負事などで勝負を呼び込んでくれるお守り
「勝利の一位」の一位(イチイ)とは、樹木のイチイの木です。
奥宮のある位山(くらいやま)には、昔より天然記念物の櫟(いちい)の木があり、今も天皇即位の際に献上される笏(しゃく)は位山の櫟(いちい)の木で作り、奉納されています。
その一位という名前から、勝負の世界で一位を取る、トップに上り詰める縁起物のお守りとして人気です。
ブレスレットのように着けられるお守りなので、受験や就職面接、大事な商談など、ここ一番の勝負時に身につけると良いかもしれません。
「幸福の桜念珠」
古来、桜には神が宿るとされていることから、開運招福や厄除け、健康のお守りとして人気です。
水無大神(みなしのおおかみ)は、農耕の守護神であることから、農耕にご利益があることは勿論のこと、縁結びや心願成就にもご利益があるそうです。
特に男性がこの神社を参拝すると、良い伴侶と縁結びのご利益があり、また武道などに励む人にも良い結果をもたらしてくれるとされています。
参拝できない方には、お守りを送って頂けるとのこと。
ご利益・願い事に合わせ選び送って頂ければ、いつも守って頂けますね。
水無神社の奥宮「位山(くらいやま)」
飛驒一宮水無神社(ひだいちのみや みなしじんじゃ)のご祭神は水無大神(みなしのおおかみ)。
「水が無い」と書きますが、水の神様です。
「水無」は、「みなし」「みずなし」などとも読み、水主(みずぬし): 川の水源をつかさどる神の意味です。
神社の南西に位置する飛騨の位山(くらいやま)は、水無神社の奥宮のご神体として、古代から水の神のいる霊山(れいざん)と崇められていました。
位山(標高1,529m)は、飛騨のほぼ中心に位置し、日本二百名山のひとつです。
登山も楽しめる自然散策のスポットとしても人気が高く、登山道も整備されているのでハイキング感覚で、初心者やファミリーでも楽しむことが出来ます。
登山口から山頂までは展望がよく、「道の駅 モンデウス飛騨位山」から登ることができます。
また、「位山 巨石群」と呼ばれる神話にちなんだ百の巨石が点在しており、古くから信仰されるパワースポットとしても有名です。
また、位山ピラミッド説など、不思議な魅力ある場所です。
水無神社の見どころ、年中行事
飛驒一宮水無神社(ひだいちのみや みなしじんじゃ)には見て頂きたいところがたくさんなります。
ご神木
鳥居をくぐった右側に立つ、樹齢800年の大杉。
樹高45m、枝張り幅20m、目通り6.45mで、昭和38年9月10日に県の天然記念物に指定されています。
ねじの木(ヒノキの根)
御神木とは別にもう一ついわれのある木があります。
その昔、直径1.5メートル、高さ数十メートルあったとされるヒノキの大樹です。
境内のヒノキが大きく、民家が日陰になるので伐採の相談をし、斧入れの前日に一晩でねじ曲がってしまったと言い伝えのある木です。
人々はおどろき、伐採を中止し神にわびたといいます。
その後ヒノキは枯れてしまいましたが、神が宿る木は「ねじの木」と命名され、大切に保存されています。
飛騨生きびな祭
毎年4月3日に行われる、女性幸福、五穀豊穣を祈念する「生きびな祭」
稚児、菱餅や酒杯を手にした巫女、そして選ばれた女性9人が左大臣、右大臣、内裏、后、五人官女となって表参道から境内まで焼く900mを40分ほどで練り歩きます。
平安の昔を偲ばせるきらびやかな祭行列です。
祭典の後には特設舞台において、生きびな様の紹介や、1年の豊作を祈願して生きびな様による餅まきげが行われ、菱餅やお団子が振る舞われます。
水無神社では縁結びのご利益があると評判ですし、生きびな祭は幸せな結婚を願う祭りとしても人気があるようです。
幸せを祈る素敵な行事ですね。
水無神社の駐車場、アクセス方法
飛驒一宮水無神社(ひだいちのみや みなしじんじゃ)は無料駐車場が完備されていますので、ゆっくりと参拝できますね。
◇駐車場
駐車料金:無料
駐車台数:100台
◇アクセス
公共交通:JR飛騨一ノ宮駅→徒歩5分
自 動 車:中部縦貫道高山ICから国道41号経由 約20分
◇基本情報
飛騨一宮 水無神社(ひだいちのみや みなしじんじゃ)
住 所:岐阜県高山市一之宮町5323
T E L:0577-53-2001(飛騨一宮水無神社)
参拝時間:9:00~16:30
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