高岡大仏(たかおかだいぶつ)は、富山県高岡市の鳳徳山大仏寺にある仏像で、高さ約16メートルの阿弥陀如来坐像です。
歴史や御朱印、イケメン大仏と絶賛される由来、駐車場情報を紹介します。
もう一つの楽しみ方は、高岡市のB級グルメ「高岡コロッケ」とコラボした、直径14㎝の「高岡大仏コロッケ」も人気です。
こちらも併せてご紹介します!
高岡大仏の大きさは?お顔がイケメンな理由は?
高岡大仏とは、富山県高岡市の鳳徳山大佛寺にある阿弥陀如来坐像です。
高岡大仏は高岡市内では人気の観光スポットで、1981年には高岡市有形文化財に指定されました。
高岡のシンボルとも言える存在で、市民からは「だいぶっつぁん」と、親しみと敬意を込めて呼ばれています。
街の中に鎮座されるお姿は、静かに高岡の街並みを見渡し守って頂いているように思います。
高岡大仏の大きさ
高岡大仏の大きさは座高7.43m、総高15.85mで、重さは65tです。
全国的に有名な鎌倉大仏の大きさは13.35m。
大仏そのものの大きさは鎌倉大仏よりは小さいですが、総高では高岡大仏の方が上回っています。
顔の後ろにある光背は、日本にある大仏としては珍しく円形をしていて、外径4.54mという大きさです。
高岡大仏はイケメンな大仏様と絶賛
1933年(昭和8年)、3代目となる高岡大仏の開眼当時に、歌人の与謝野晶子が高岡の町を訪れ大仏見物をした際、「鎌倉大仏より、一段と美男」と言ったそうです。
仏像を「美男」と見る視点に驚きますが、さすが恋の短歌を多く詠んだ与謝野晶子らしいですね。
そういう視点で拝んでみると、「確かにイケメン!」と思います。
夜はライトアップされているので、端正なお顔立ちの大仏様が、よりイケメンに見えると思いますよ。
高岡大仏の大きさが日本三大仏のひとつなの?
高岡大仏は、奈良東大寺の大仏、鎌倉大仏に並ぶ、日本三大仏 のひとつと称されています。
高岡大仏の入口には「日本三大大仏」という表記がありますが・・・。
実は公式に日本三大大仏に認定されているわけではありません。
日本三大大仏の1尊目は、奈良県東大寺にある「東大寺盧舎那仏像」いわゆる「奈良の大仏」。
そして2尊目は、神奈川県鎌倉市の高徳院にある「鎌倉大仏」です。
どちらももちろん国宝で、奈良の大仏のある東大寺は世界遺産にも登録されています。
ただ、規模や歴史などの観点から、3つめの大仏については諸説あるようです。
高岡大仏のライバルとなっているのは、岐阜県の正法寺にある「岐阜大仏」、茨城県の本山東本願寺にある「牛久大仏」など。
いずれの大仏も奈良の大仏や鎌倉大仏と並ぶには歴史の浅さや格の違いによって3尊目に認定されていません。
高岡大仏は「自称」日本三大大仏となっています。
しかし、創建の歴史が古く、加えて「イケメンな大仏様」と言われているところから、個人的には日本三大仏のひとつと信じています。
高岡大仏の大きさ、歴史も紹介
13世紀頃、源義勝が承久の乱を避けて仏道に入ります。
高岡市の北西にある『二上山:ふたがみさん{標高273m}』)に京都から仏師を招いて高さ約5mの木造大仏を造立し、その腹中に護持の金銅仏(御丈け8寸)を納めて大仏殿を創建したのが高岡大仏の起源であると伝えられています。
その後、1609年 高岡の開祖である加賀藩2代藩主前田利長公が、「高岡城」築城の折に大仏を現在地(高岡市大手町)に移されました。
現在の大仏は昭和7年12月に完成した3代目でにあたります。
初代、二代目の木製大仏が大火で類焼した歴史から、火に強い大仏再建を望む市民の声が高まり「鋳物の町高岡」である伝統産業・高岡銅器の鋳造技術によって、鋳造から着色まで、全ての工程が高岡の職人の手に造られました。
その後、2007年(平成19年)平成の大改修が行われました。
市民が愛する町のシンボルをmade in Takaoka で造られたことに、誇りを感じます。
高岡大仏の大きさ、御朱印も素敵!
高岡大仏がある大仏寺は、高岡市新西国三十三箇所の第29番霊場にもなっています。
大仏の下は回廊になっていて、阿弥陀三尊と諸仏が安置されています。
6:00〜18:00の間、参拝が可能となっているので、大仏様をより身近に感じられると思います。
大仏様の右手横に大仏寺があり、御朱印やお守りを受けることができます。
※時間 9:00 〜 18:00
高岡大仏の大きさは、高岡コロッケの大きさにも影響?
いきなりですが、高岡大仏(仏さま)とコロッケには深いかかわりがありますので、ご紹介させていください。
高岡大仏のもうひとつの楽しみ方は食。
「高岡大仏コロッケ(たかおかだいぶつころっけ)」があり、とても美味しいと評判です。
「高岡大仏コロッケ」は、富山県高岡市のご当地B級グルメ「高岡コロッケ」のひとつです。
高岡市はコロッケ消費量が全国でもトップクラスを誇る「コロッケ消費市」で、市内約40店舗以上で、さまざまな種類の「高岡コロッケ」が販売されています。
公式ホームページもあるんですよ。
「高岡大仏コロッケ」は「高岡コロッケ」のひとつ。
直径14cmと、一般のコロッケに比べてもとても大きいのが特徴で、高岡大仏にあやかって名付けられました。
3種類の味が楽しめます。
・道の駅名物
・刺激的な黒
・懐かし味の白
『道の駅 万葉の里 高岡』で販売中 210円(税込)
直径14cmの高岡大仏コロッケ、勿論ボリュームたっぷりです!& 美味しいですよ!
高岡大仏を参拝の後は是非、食べてみてください。
道の駅 万葉の里 高岡へのアクセス
住所:〒933-0317 富山県高岡市蜂ケ島131-1
※高岡大仏からは車で約15分(国道8号線沿い)
高岡大仏 駐車場やアクセス方法、拝観時間などの基本情報
高岡大仏は周辺に高岡古城公園、射水神社もあり、観光としても人気があります。
ゆっくりと観光を楽しんでくださいね。
射水神社へは徒歩10分ほどで行けますよ!
別記事で詳しく書いてるので参考にしてみてください。
駐車場のご案内
無料駐車場が2カ所、
大型観光バス専用の無料駐車場が1カ所と、
有料駐車場が1カ所あります。
□駐車場 P-1
大仏様の背後にある、参拝者専用の無料駐車場です。
料金:無料
台数:8台
時間:AM10:00〜PM5:00
※「一方通行」の道路に面しています。進路にご注意ください。
□駐車場 P-2
大仏寺境内の真横にある、参拝者専用の無料駐車場です。
料金:無料
台数:4台
時間:AM8:00〜PM6:00
※「一方通行」の道路に面しています。進路にご注意ください。
□大型バス観光P
高岡大仏から、100m離れた場所にある、観光バス専用の無料駐車場です。
高岡大仏までは徒歩2分で到着します。
料金:無料
台数:2台
□高岡市営御旅屋駐車場
高岡大仏から、250m離れた場所にある、有料の立体駐車場です。
高岡大仏までは徒歩4分で到着します。
料金 :入場から60分以内 324円
追加料金:108円
(7時〜22時 30分ごと)
(22時〜7時 120分ごと)
台数 :普通自動車 355台
(うち車いす専用7台)
大型自動車(バス)2台
時間 :24時間
アクセス方法
□自家用車でお越しの方
・能越自動車道高岡ICから約10分
□鉄道でお越しの方
・あいの風鉄道 高岡駅から徒歩約10分
・万葉線「坂下町」停留所から徒歩約5分
拝観時間などの基本情報
鳳徳山 大仏寺
住所:富山県高岡市大手町11-29
拝観料:志納
拝観時間:午前6時〜午後6時 (台座回廊拝観時間)年中無休
コメント