瑞龍寺〈富山県高岡市〉御朱印は期間限定も!見どころはトイレの神様

お寺

瑞龍寺(ずいりゅうじ)は、富山県高岡市にある曹洞宗の仏教寺院です。
仏殿は江戸初期に建立され、国宝に指定されています。
御朱印は通常のものと、初詣にあわせた期間限定の御朱印もあります。
また、珍しい「トイレの神様」「食の神様」がいらっしゃいます。
瑞龍寺の駐車場やアクセス方法も併せてご紹介します。

瑞龍寺の御朱印、期間限定もあります

瑞龍寺の御朱印は通常でも3種類あります。
・ご本尊:釈迦如来(しゃかにょらい)
・烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)
・韋駄天(いだてん)

ご本尊の御朱印は、中央に青龍がデザインされた印が押されています。
龍は縁起が良く、寺院名にも「龍」が入っていることから、龍の印を作成されたそうです。
朱印の周りに青龍がデザインされた青印、墨字のご本尊さまを引き立てるデザインとなっています。

烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)、韋駄天(いだてん)の御朱印は版画です。
いずれも瑞龍寺にゆかりのある仏像です。仏像については後ほど詳しく説明しますね。

年末年始には限定の御朱印を受けることができます。
その年によってデザインが変わるため、要チェックですね!

御朱印の受付場所
・通  常:拝観受付
拝観前に御朱印帳を預けて番号札を貰い、拝観終了後に引換えしていただきます。
・年末年始:法堂(はっとう)の売店


瑞龍寺にはトイレの神様がいらっしゃいます

瑞龍寺のご本尊は釈迦如来です。
普賢菩薩、文殊菩薩の釈迦三尊像が仏殿でお目にかかれます。
法堂には前田利長公の位牌が安置されています。

トイレの神様
瑞龍寺には烏枢沙摩明王:うすさまみょうおう(トイレの神様)がいらっしゃいます。
烏枢沙摩明王とは、禅宗のお寺では東司(とうす=トイレ)の守護神として祀られていることが多く、瑞龍寺に安置されている烏瑟沙摩明王の像は、室町時代以前に制作されたものとされており、国内最大級だとか。

瑞龍寺では烏枢沙摩明王のお札を受けることができます。
このお札はトイレの中で目の位置より高い場所に貼ってください。
お手洗いをきれいに掃除すると、不浄がはらわれ、病気平癒、安産成就、子孫繁栄などがもたらされるとしてとても人気です。

少し前になりますが、植村 花菜さんのヒット曲「トイレの神様」の人気とあいまって注目されました。
べっぴんさんになれるように、トイレ掃除に励みましょう。
その他、「烏枢沙摩明王」の絵入りの御朱印も受けられます。

食の神様
瑞龍寺には、韋駄天:いだてん(食の神様)がいらっしゃいます。
と聞くと、足の速い神様や「韋駄天走り」などのイメージが強いかもしれませんが、禅宗では「食の神様」とされております。

韋駄天は、お釈迦様のために方々を駆け巡り、食べ物を集め運んだという食の神様。
禅宗寺院では食事も修行のひとつ、食堂は神聖な修行道場です。
瑞龍寺では韋駄天を庫裏(くり):台所にお祀りしています。

また韋駄天は、幼児に取りつく病魔を防ぐ神様と信仰を集め、さらには伽藍を守る本尊ともされています。
近世寺院の中では他に類を見ない大伽藍を誇る瑞龍寺は、韋駄天のお力で守られているのかもしれませんね。


瑞龍寺の見どころ

見どころは何といっても伽藍の美しさです。

そして、伝統行事の『ひとつやいと』です。

国宝のお寺

1997年(平成9年)に仏殿、法堂、山門の3棟が国宝に指定されています。
また、総門、禅堂、大庫裏、大茶堂、回廊三棟が重要文化財として指定されています。

加賀藩二代藩主 前田利長の死後、三代藩主 前田利常公によって利長公の菩提を弔うため、1614年(慶長19年)に建立されました。
道営には約二十年もの歳月を要したことから、加賀百万石 前田家の財力と建築技術の総力を結集して造り上げられた一大事業だったと思われます。

江戸時代に造られた姿をそのままに残していることから、当時の禅宗寺院建築として高く評価され、造形の美しさを今に伝えています。
大庫裏から法堂を通って僧堂へと続く左右対称の回廊は、日本国内にはほとんど残されていないので、大変貴重なものとなっています。
富山県下における初の国宝指定であり、現在も富山県唯一の国宝です。

直線状に配置されたお堂と各堂をつなぐ回廊の清浄な世界が広がります。
計算し尽くされた寺院の建築物の美しさは、建築を知らない人でも魅力を感じるはずです。

また、2015年(平成27年)4月、「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡-人、技、心-」の構成文化財として日本遺産にも認定されています。
国の宝とされる歴史的建造物が富山県にあるということは、県民としては誇らしい限りです。

瑞龍寺の「ひとつやいと」

瑞龍寺の伝統行事といえば、『ひとつやいと』です。
『ひとつやいと』とは、今から300年前、行脚に出る修行僧たちが、安全祈願のために足に灸をすえたのが始まりとされています。
明治時代に入リ、田植えを終えた農夫がお参りに訪れたおり、修行僧から灸を受け、これが一般に広く普及し現在に至っているそうで、現在も毎年6月1日と7月1日の2回行なわれています。

大勢の人がお堂の廊下に体育座りで並び、足の膝下にあるツボにお灸をすえてもらえます。

ご利益頂けると信じ熱さを我慢!
私も一度だけ経験したことがあります。
確かに熱かったですが一瞬です。その後は足が軽くなりスッキリしました。
お試しあれ!



瑞龍寺の駐車場やアクセス方法。受付時間、拝観料、交通案内

瑞龍寺には無料駐車場が完備されていますので、ゆっくりと拝観できますね。

□駐車場 普通車約100台、バス13台
駐車料金: 無料

□アクセス
JR新高岡駅から
・徒歩15分
・新高岡駅1番のりばから出るすべてのバス「瑞龍寺口」下車 徒歩5分
・車で3分

□高岡駅から
・徒歩10分
・高岡駅瑞龍寺口(南口)1番のりば・2番のりばから出るすべてのバス
「瑞龍寺口」下車 徒歩5分
・車で3分

□能越自動車道 高岡ICから車で10分

□北陸自動車道 高岡砺波スマートICから車で15分

基本情報と拝観料
住所:〒933-0863 富山県高岡市関本町35
電話:0766-22-0179
拝観時間:9時〜16時30分(12月10日〜1月31日は16時まで) 無休
拝観料 一 般  団 体(30名以上)
大人 500円  400円
中高生 200円  100円
小学生 150円   70円

瑞龍寺の周辺にある神社やお寺

射水神社:高岡古城公園内にある神社です。
瑞龍寺からはタクシーで10分あれば。

高岡大仏:日本三大仏のひとつ、イケメンの大仏様に出会えます。
瑞龍寺からはタクシーで10分あれば。
射水神社から徒歩10分

 



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