雄山神社 岩峅寺・前立社壇 御朱印とお守り、パワースポット

神社

雄山神社(おやまじんじゃ) 岩峅寺・前立社壇(いわくらじ・まえたてしゃだん)は、富山県立山町岩峅寺(いわくらじ)にある、越中国一宮です。
霊峰・立山をご神体として、立山頂上にある峰本社、山裾の芦峅寺(あしくらじ)にある中宮祈願殿、一番平野に近い岩峅寺(いわくらじ)にある前立社壇の三社あり、三社合わせて雄山神社です。今回は三社の中で一番平野に近い、前立社壇の御朱印やパワースポット、駐車場なども併せてご紹介します。

雄山神社 岩峅寺・前立社壇は三社合わせて雄山神社

雄山神社 岩峅寺・前立社壇(いわくらじ・まえたてしゃだん)は三社ある雄山神社のひとつです。
かつて神仏習合の立山寺(岩峅寺)を前身とする施設です。

日本三霊山のひとつ立山をご神体とする雄山神社は、立山頂上にある峰本社、山裾の芦峅寺(あしくらじ)にある中宮祈願殿・一番平野に近い岩峅寺(いわくらじ)にある前立社壇の三社あり、三社合わせて雄山神社です。
この三社は三位一体の性格を持っていることから、どの社殿に参拝してもご利益は同じとされています。

中宮祈願殿について詳しく書いています。

立山頂上にある峰本社について詳しく書いています。

雄山神社 岩峅寺・前立社壇は、三社の中で一番平野に近く、立山の前に立つ神社であることから前立社壇と呼ばれています。
一番平野に近いこともあり、初詣は毎年、大勢の参拝者でにぎわう神社です。

霊峰・立山は、日本三霊山のひとつとして古来より全国各地から信仰されてきました。
立山(雄山)山頂にある峰本社は、冬の間は登山することが難しかったため、山裾にある岩峅寺(いわくらじ)に前立社壇を建て、年中の祭礼を行ってきたそうです。

立山(正式名称:雄山)に登れなくても同じ神様に参拝できるのは、昔から、とてもうれしい配慮だったことでしょうね。

 



雄山神社 岩峅寺・前立社壇は神が降り立つパワースポット!

雄山神社 岩峅寺・前立社壇(いわくらじ・まえたてしゃだん)の最大の魅力は、
雄大な立山の自然を感じることができるパワースポットという点です。
立山は古くから信仰されてきた日本の霊山を代表するパワースポットで、その力は絶大です。
また、立山山頂の「峰本社」、芦峅寺(あしくらじ)の「中宮 祈願殿」、岩峅寺(いわくらじ)の「岩峅寺・前立社壇」の三社それぞれがパワースポットで、すべてを巡れば大きなパワーを授かることができます。 パワーはきっと、三倍以上ですね!

雄山神社のご祭神は
・伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
・天手力雄神(あめのたぢからおのかみ)
勝利祈願や恋愛成就のご利益があるとされています。近年スポーツの神としてあがめられており、
スポーツ選手におすすめのパワースポットです。

また、芦峅寺(あしくらじ)の「中宮 祈願殿」、岩峅寺いわくらじ)の「前立社壇」の「峅(くら)」と言う文字には「神の降り立つ場所」という意味があるそうです。
雑学:「峅(くら)」と言う文字について
富山県中新川郡立山町、雄山神社ゆかりの地域のみで使用される地名・人名の特殊漢字。

雄山神社の三社をすべて巡るのはとても大変ですが、ご利益が同じであれば、パワーも同じです。
山頂からのお力を平地でも感じることができる、それが、雄山神社 岩峅寺・前立社壇の最大の
魅力だと思います。


雄山神社 岩峅寺・ 前立社壇の御朱印は? お守りは?

雄山神社 岩峅寺・前立社壇(いわくらじ・まえたてしゃだん)では、
御朱印やお守りを頂くことができます。オリジナルの御朱印帳もありますよ。

 

雄山頂上にある峰本社の御朱印も頂けます。
「登拝」ではなく「遥拝」という墨書きになりますが、頂上を目指せない方はこちらでどうぞ。

ご朱印、お守り
8:30~16:30まで受けることができます。
拝殿向かって左側にある社務所で頂けます。

ご祈祷
安産、七五三、厄払いなど、希望の方は午後4時までにお越しください。

雄大な霊峰・立山のふもとで頂ける御朱印やご祈祷、厳粛で背筋がピンと伸びそうです。

雄山神社 岩峅寺・ 前立社壇でも疫病退散を祈念

雄山神社 岩峅寺・ 前立社壇(いわくらじ・まえたてしゃだん)では、疫病退散の願いをこめたお札を受けることができます。

「霊獣クタベ 疫病退散札」
越中富山の伝説の霊獣「クタベ」は、江戸時代末期に霊峰立山で薬種を採取していた人の前に出現した人面獣身(顔が人間で、身体は獣)で、疫病が流行するとの未来を予言しました。
その姿を見たものは疫病・災厄から逃れられ、「姿を描いて人々に知らせなさい」と伝えたとされています。
新型コロナウイルスの収束を願い、立山開山伝説の「白鷹」と「黒熊」そして「クタベ」が描かれた疫病退散のお札を受けることができます。

一日も早い収束を祈りましょう。


雄山神社 岩峅寺・ 前立社壇のご利益は?

雄山神社 岩峅寺・ 前立社壇(いわくらじ・まえたてしゃだん)のご神体は霊峰・立山です。
そして、
ご祭神は
・伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
・天手力雄神(あめのたぢからおのかみ)

伊邪那岐神は、天照大神の父神でもある非常に偉大な神です。
そして、伊邪那美神と共に日本を作ったと言われています。
そのため、日本で最初の夫婦神と言われているのです。

夫婦神ですので縁結びのご利益を授けてくれると言われています。
その他にも、延命長寿、実業繁栄、産業繁栄のご利益も授けてくれます。

結婚の神様とも言われているので、これから結婚を控えている方も、もちろんこれから出会いを求めていると言う方にも雄山神社はおすすめです。

天手力雄神(あめのたぢからおのかみ)は、古事記に登場する天岩戸をこじ開けた神様です。
そのため、腕力・筋力を象徴とした神様として信仰されており、スポーツの神様とも言われています。
その他にも技芸上達や開運招福、厄除けにもご利益を授けてくれると言われています。
スポーツ選手だけではなくて、何か上達したい!と願う方には雄山神社はおすすめですね。


雄山神社 岩峅寺・ 前立社壇の見どころは?

雄山神社 岩峅寺・ 前立社壇(いわくらじ・まえたてしゃだん)の見どころは、
何といっても歴史を感じるお社です。

本殿
創建は平安時代。立派なつくりです。
間口5間の本殿は北陸最大と言われ、室町時代後期の様式を残す五間社流造(本殿の正面に6本の柱を用いたもの)で国指定の重要文化財です。
1191年(建久2年)に源頼朝が再建し、1492年(明応元年)に室町場宇夫将軍の足利義種(あしかがよしたね)によって修復されたと伝えられています。

湯立の釜
加賀藩12代藩主・前田斉泰が寄進(1845年作)
湯立ての神事にて、立山入山者の身の穢れや罪を祓い、道中の無事を祈願していた釜だそうです。
口径133cm余り、高さ約73cm、大きな釜ですね。
また江戸時代には4月8日の春祭りにこの釜でお湯を沸かし湯茶の接待をしていたようです。

石の狛犬 (立山町指定文化財)
この狛犬は加賀藩2代目藩主 前田利長の正室 玉泉院(ぎょくせんいん)が寄進したものと伝えられています。
玉泉院は立山信仰への帰依があつかった方のようです。
拝殿内、賽銭箱の左右に安置され、参拝者を迎えてくれます。

平安初期に建てられた立山寺(岩峅寺)を前身とする岩峅寺・ 前立社壇は、武将や公家からの信仰もあり、古くから霊峰・立山への献上品はここに奉納されていたようです。
立山に入山する者の身の穢れや罪を湯立ての神事にて祓い、道中の無事を祈願したとされている由緒ある神社は、昔からパワースポットとして拝まれてきたのでしょうね。


雄山神社 岩峅寺・ 前立社壇の駐車場は? アクセスなど

駐車場
大きな駐車場が完備されています。
神社のわきを流れる常願寺川沿いにあります。
無料駐車場なので、時間を気にせず参拝できてうれしいですね。

アクセス
富山地方鉄道 岩峅寺駅より徒歩10分
立山インター・富山インターより車で15分

住所:富山県中新川郡立山町岩峅寺(いわくらじ)1番地
Tel:076-483-1148
時間:8:30~16:30


雄山神社 岩峅寺・ 前立社壇の歴史

今から約1300年前、越中国の国司・佐伯宿祢有若の子、
佐伯有頼(後の慈興上人)が白鷹に導かれて岩窟に至り、
「我、濁世の衆生を救はんがためこの山に現はる。
或は鷹となり、或は熊となり、汝をここに導きしは、
この霊山を開かせんがためなり」という
雄山大神の神勅を奉じて開山造営された霊山であると言われ、
当時の天皇の勅命により霊峰立山が開山されたそうです。



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