お正月は門松やしめ縄、鏡餅などのお正月飾りをととのえて、年神様を迎え新年を祝いますね。
でも、正月飾りをいつまで飾っておけばよいのか?
悩んだことはありませんか?
関東や関西、そのほかの地域でもそれぞれ違いがあるようです。
正月飾りはいつまで飾るのか、どのように処分すればいいかなどを解説します。
5分ほどで読めるので、お正月飾りを下げる日について知りたい方は最後までご覧ください。
お正月飾りはいつから飾る?
正月飾り
飾り始めるのは、12月の正月事始めを過ぎてからです。
12月13日を正月事始めといい、神社やお寺ではすす払いなどの大掃除、新年の準備を始めます。
各家庭では、クリスマスが終わったころからがいいですね。
12月28日は末広がりの八の日なので、正月飾りを出すのに縁起のいい日です。
29日は「9=く」「苦」に通じるので縁起が悪いとされます。
31日も一夜飾りになるので避ける風習があります。
また、29日を「ふく」と読み福を呼ぶとするところもあります。
年神様をお迎えするための正月飾りは、家の大掃除をしてキレイにしてから飾りましょうね。
お正月飾りはいつまで飾る?
いつまで飾るかは正月飾りによって異なります。
また、地域によっても違いがあります。
理由は正月の期間(松の内)が地域によって違いがあるためです。
正月は一年の最初の月、特に新年の祝いをする期間の三が日、あるいは松の内までを正月といいます。
松の内は正月飾りを飾る期間で、この間は家の中に年神様がいらっしゃいます。
・三が日:元日から3日間
・松の内:門松やしめ縄などを飾る期間
1月1日~7日
(地域によっては15日)
・1月7日:関東、北海道、東北、九州
・1月15日:関西、四国、
・7日と15日が混在:東海・中部地方
松の内の期間は地域性によるところが大きいため、住んでいる地域の習慣に合わせて飾る期間を決めるといいと思います。
門松はいつまで飾る?
門松 は松の内が終わる日に下ろすのが一般的です。
松の内は地域によって違います。
1月7日または15日のところがあるため、地域の習わしに合わせるとよいですね。
お正月に年神様が家々に降りてくる際の目印になるのが門松です。
門松といえば斜めに切った竹のイメージですが、もともとは「松飾り」といい、松の枝だけで作ったものもありました。
松は、冬にも緑を失わない生命力の象徴。
竹も成長が早くすくすくと伸びることから、長寿や繁栄を表すものとされています。
しめ縄はいつまで飾る?
しめ飾り を下ろす日は門松と同じ、松の内が終わる日が一般的です。
松の内は地域によって違います。
1月7日または15日のところがあるため、地域の習わしに合わせるとよいですね。
しめ縄は、飾ったその内側が清らかな場所ですという結界。
各家庭のしめ飾りは、年神様をお迎えするのにふさわしい神聖な場所であることを示すために始まったといわれています。
鏡餅はいつまで飾る?
鏡餅 は鏡開きを行う日に下します。
・松の内が 7日の地域:鏡開きは11日
・松の内が15日の地域:鏡開きは20日
鏡開きは、お正月の間にお供えしていた鏡餅を割り、無病息災を願って食べる行事です。
雑煮やお汁粉にして家族で分け合って頂きましょう。
鏡餅は年神様にお供えする縁起のいい食べ物です。
お供えに刃物を向けるのは縁起が悪いとして、包丁を使わずに木槌(きづち)でたたいて割ります。「割る」という言葉も縁起が悪いので、「開く」という言葉が使われます。
鏡開きについては別記事で詳しく書いています。
参考にしてくださいね。
正月飾りを処分する方法は?
門松やしめ縄などの正月飾りを片付ける際の処分方法をふたつ紹介します。
1. どんど焼き(左義長:さぎちょう)で処分する
2. 自分で処分する
神社やで行われるどんど焼きや左義長で処分するのが一般的です。
自宅で処分しても構いませんが、神様に失礼のないように行ってくださいね。
どんど焼き(左義長:さぎちょう)で処分する
どんど焼き(左義長:さぎちょう)は神社で行われるお焚き上げのことです。
正月飾りやお札、お守りなどを感謝の気持ちを込めて焼く儀式のことです。
当日に正月飾りを持ち込むのが難しい場合は、前もって古札納所に預けておけば、どんど焼きで処分してもらえます。
自分で処分する
正月飾りを自宅で処分することもできます。
庭で燃やせる場合
お酒と塩で庭の土を清め、正月飾りを焼きましょう。
燃えて残った灰は新聞紙に包んで捨てます。
庭で燃やせない場合は
正月飾りを塩で清めてから紙で包み、ごみとして出すといいと思います。
まとめ
正月飾りをいつまで飾っておけばよいかについて紹介しました。
正月飾りは年神様を迎える大切な準備です。
今年1年の幸せや健康への願いが込められています。
お正月だから飾っておこうと雰囲気づくりに飾っていたという方も、今年は今までよりもよい一年をスタートできると思います。
正月飾りは松の内まで飾るのが基本ですが、地域によって違いがあります。
いつまで飾ればいいのかわからないときは、地域の風習を確認するのがおすすめです。
どうぞ、良い一年をお過ごしください。
お正月の行事由来やおすすめの過ごし方については別記事で詳しく書いています。
参考にしてください。
初詣について
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