【2024】七草粥はいつ食べる?由来や七草の意味、レシピも紹介

1月の行事

七草粥といえば、正月休みを過ぎた頃に毎年食べますね。
スーパーなどでも七草粥に使う七草のセットをよく見かけます。
でもなぜ決まった日にお粥を食べるのでしょう?
本記事では、「七草粥」の由来や歴史、いつまでに食べるものなのか?
また、七草粥の意味やおいしい作り方、おすすめの食べ方も紹介します。



七草粥はいつ食べるの?

七草粥 は1月7日に食べるのが習わしです。
朝食に食べるのが一般的ですが、食べる時間に決まりはありません。

七草がゆには、春の七草と呼ばれる7種類の野草が入っています。

セリ
ナズナ
ゴギョウ
ハコベラ
ホトケノザ
スズナスズシロ

新年から数えて7日目は、人を大切にする「人日の節句(じんじつのせっく)」といいます。
桃の節句や端午の節句などと同じ「五節句」のひとつです。

新しい年を迎えて初めての節句。
七草粥には「1年間健康で過ごせるように」という無病息災の願いが込められています。
この節目の日に七草粥を食べ、正月が終わる区切りともされています。

七草がゆには、お正月においしいごちそうをたくさん食べて弱った胃腸の調子を整える効果もありますよ!



七草粥の歴史と由来

中国から伝わった風習の「七種菜羹(しちしゅのさいこう)」と、日本の「若菜摘み」といわれる風習が結びつき、現在の七草粥になったといわれています。

中国と日本の風習が融合

「七草粥」は中国から伝わった風習です。

古代中国では1月7日を「人日の節句(じんじつのせっく)」といいました。
この日に吸い物に7種類の草を入れたものを食べ、邪気を払って無病息災を願う「七種菜羹(しちしゅのさいこう)」という風習があったそうです。

日本では、年の初めに芽が出始めたばかりの春の野草を摘む「若菜摘み」の風習が古くからあったといわれています。
若草を摘んで食べると、邪気を払い病気が退散するといわれていたようです。

奈良時代になり、中国から伝わった7種類の穀物で作る「七種菜羹」と、日本の「若菜摘み」の風習が結びつき、現在の七草粥になったといわれています。

七草粥にこめられた願いは無病息災

七草粥は、「無病息災」「健康長寿」を願って食べます。
そして、お正月のごちそうで疲れた胃を休ませる目的があります

ごちそうが並ぶ年末年始、お正月にはあまり動かずおせち料理を・・・。
ついつい食べ過ぎて胃はお疲れ気味ですね。

春の七草やお粥には胃をいたわる作用があるとされています。
そんなタイミングで七草粥をいただくのは、とても理にかなっているように思えます。

「今年も健康で過ごせますように!」と願いを込めて食べましょう。



七草粥の七草ってどんな草?一覧で紹介

「七草粥」に入っているのは春の七草と呼ばれる7種類の野草。

最近ではスーパーマーケットで春の七草がセットで売られているので助かりますね。
七草にはビタミン・鉄分が豊富で栄養価が高く、整腸作用などの働きもあります。
正月料理で疲れた胃腸を休め、栄養を補うのにピッタリですよ。

春の七草一覧

せり 芹は「競り勝つ」にかけたもの。
体の余計な熱を冷まし、体を落ち着かせてくれます。
お酒を飲んだ後にもオススメの食材。
なずな
※ぺんぺん草
撫でて汚れをはらう、という意味が込められています。
余分な水を排出して体のほてりを冷まし、疲れ目にも良いとされます。
ごぎょう
※ははこぐさ
「仏様の体」を意味しています。
呼吸器系の不調、咳や痰などに効くとされています。
はこべら 繁栄が広がる、という意味を込めています。
血の巡りを良くし、血の滞りを改善する効能があります。
ほとけのざ 花の形が仏様が座禅を組んでいるように見えることから来ています。
胃腸を養い、高血圧にも良いと言われています。
すずな
※かぶ
神様を呼ぶ鈴として縁起物とされてきました。
消化不良やお腹の痛み、のぼせ、口の渇きなどの改善に役立ちます。
すずしろ
※大根
汚れのない清白を表しています。
すずなと同様に消化を助け、喉の不調や吐き気などにも効きます。

さらに、お粥の「白米」には、お腹の調子を整える作用があります。

七草粥は年末年始の食べ過ぎ飲み過ぎで疲れた体をいたわってくれる食材ばかり。
お正月明けにたべることには、節句や縁起かつぎ以上に意味があるんですね。

七草がゆ、赤ちゃんはいつから食べられる?

基本的には離乳食が始まっている赤ちゃんなら食べても大丈夫です。

ただし、七草は固く苦いので、あらかじめ柔らかく下茹でをして、アクを抜いておきましょう。
柔らかくして潰す、細かく刻むなど、赤ちゃんの月齢に合わせた形状にして、家族一緒に無病息災を願いましょう。



七草粥のレシピを紹介

七草粥を作ってみましょう。

七草粥の作り方

材料(2人分)
・白米1/2カップ
・水 2カップ半(白米の5倍)
・七草 1セット(市販のもの)
・塩 適量

① 洗った白米と水を鍋に入れ、30分ほど置く。
② 鍋を強火にかけ、沸とうしたらフタをしてごく弱火で20~30分ほど煮る。
③ スズナスズシロは洗って皮ごと3㎜幅にスライスし、熱湯でゆがく。
④ 他の5種類は洗って熱湯にさっとくぐらせ、適当な大きさに切る。
⑤ おかゆが吹きあがったら塩で味を整え七草を加える。

七草粥のおすすめのおいしい食べ方は?

1、和風だし鶏ガラスープで味つけしても美味しい!
2、“瓶づめのなめ茸”をのせると七草粥がすすみます!
3、七草粥に“ごま油”を少したらせば一気に中華風に!

疲れた胃にしみわたる~。



まとめ

七草粥のを食べる日と、それにまつわる歴史や春の七草の効果、おいしい食べ方を紹介しました。
七草粥は、お正月の楽しい行事を普段の生活タイルに戻す良いきっかけになってくれますね。
胃腸をいたわり、1年間健康で過ごせるように七草粥を楽しんでみてくださいね。

お正月の行事については、別記事で紹介しています。
参考にしてください。

 



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