『気多神社(けたじんじゃ)越中国一之宮』は、富山県高岡市伏木一宮にあります。
古い歴史があり、古来より広く崇敬されてきました。
初詣の人でも多く、良縁や復縁などのご利益で有名な神社で、パワースポットとしても人気です。
御朱印も頂ける神社です。
気多神社の御朱印は? 頂き方は?
気多神社の御朱印は社務所でいただけます。
宮司さんは常駐していらっしゃらないようですが、玄関先にあらかじめ書かれた御朱印が
置いてありますので、初穂料を納めて拝受してください。
紙の大きさが大小2種類ありますので、御朱印帳の大きさに合わせて選んでください。
宮司さんがいらっしゃる時もあるようなので、その時は御朱印帳に書いて頂けますので、
そんな時はラッキーかもしれませんね。
気多神社のご利益は?
気多神社のご祭神は、復縁や縁結びの神である大己貴命(おおなむちのみこと)と、
その妻である奴奈加波姫命(ぬなかわひめのみこと)です。
ご夫婦で祀られていることから、復縁、良縁の御利益があるといわれています。
また、縁結びのパワースポットとしても人気があるそうです。
大己貴命(おおなむちのみこと)は大国主神(おおくにぬしのかみ)の別称で、
七福神のうちのお一人、大黒様といえば分かりやすいでしょうか。
福の神、縁結びの神様として有名ですね、
復縁と聞くと、とらえ方は色々とあると思いますが、広い意味で人それぞれの復縁を
お祈りしみてください。
気多神社では、左義長や大祓(おおはらえ)なども行われています
気多神社では、一年を通じ、いろいろな行事が行われています。
◆元旦祭
年の初めのその年の多幸を祈る行事です。
旦とは日の出を意味し、年頭に当たり一年の無事平安を祈るお祭りです。
一年の計は元旦にあり。初詣は日の出の頃に参拝するのが良いかもしれませんね。
1月1日 7:00~
(祈祷受付時間:1日、2日は、9:00〜16:00 3日は、9:00〜15:00)
◆左義長
昨年の様々な思いを火の神様に託し祓い清め、今年一年ご縁のある方々の幸せを祈る神事です。
正月飾りなどを燃やし、無病息災を祈願します。
1月13日頃(その年によって前後します)
◆夏越の大祓(なごしのおおはらえ)
六月の大祓を夏越の祓(なごしのはらえ)と呼びます。
茅や藁を束ねた茅の輪を神前に立てて、8 字を描いて計3回くぐることで、
半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願う行事です。
場所:気多神社社務所
日時:6月30日 11:00~ 、14:00~
◆新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)
新嘗祭は毎年11月23日に、宮中や全国の神社で行われる行事です。一年の収穫に感謝します。
日時 11月23日 11:00~、14:00~
◆年越大祓(としこしのおおはらえ)
今年一年の罪や穢れを祓い清め、新年を迎えるための行事です。
日時:12月31日
気多神社へのアクセス、駐車場など 由来もご紹介
気多神社には無料駐車場が完備されていますので、お車で参拝されるといいでしょう。
また、JRなどの公共交通機関を利用し、のんびり旅もおススメです。
周辺の観光は、
高岡万葉歴史博物館、義経岩、海岸線から3,000m級の立山連峰が見える、
絶景ポイントの雨晴海岸(あまはらしかいがん)などがありますので、
自然を満喫できると思います。
住所 〒939-0116 富山県高岡市伏木町一ノ宮
TEL 0766-44-1836
アクセス
■電車の場合
JR 氷見線 伏木駅 徒歩 約20分
JR 氷見線 越中国分駅 徒歩 約15分
■バス(加越能バス)の場合
高岡駅前(高岡駅古城公園口)4番のりば
新高岡駅2番のりば
「伏木一の宮」下車 徒歩 約8分
■自動車の場合
能越自動車道 高岡北ICから車で約15分
■駐車場
無料駐車場があります。
気多神社の由来
気多神社の創建は、約1300年前と伝えられている古い神社です。
718年に行基が創建したと伝えられています。
また天平年間(757~764年)に、越中一ノ宮として能登一ノ宮の気多大社から
勧請(かんじょう)したとも言われています。
※勧請:分霊を他の神社に移すこと
分霊(ぶんれい、わけみたま)とは、神道・道教の用語で、
本社の祭神を他所で祀る際、その神の神霊を分けたものを指すそうです。
この場合は、能登一ノ宮の気多大社のご祭神を気多神社に勧請し、
祀ったことになりますね。
参拝するにはまず、長い石段を登ります。
鳥居をくぐると大きな木々が生い茂る境内が広がります。
参道の階段を登ると正面に拝殿があります。
奥には本殿が見えます。
本殿は国指定重要文化財に指定されていて、約450年前ころに再建されたそうです。
参道を左に歩くと『大伴神社(おおともじんじゃ)』があり、
越中国司として現在の高岡市伏木に赴任した大伴家持(おおとものやかもち)を祀ってあります。
「馬並めて いざうち行かな 渋谿(しぶたに)の 清き磯廻に 寄する波見に」
万葉集の歌人で有名な大伴家持が、越中に赴任して最初に開いた宴の時に
読まれた歌とされています。
渋谿の磯とは、現在の雨晴海岸(あまはらしかいがん)のことです。
宴も終わりにさしかかった頃、家持が「みんなで海を見に行こう」と提案している歌です。
静かな境内は凛とした空気が張り詰め、とても雰囲気が良くて背筋がピンと伸びる、
気を多く感じられる神社です。
※神社名は『氣多神社』ですが、『気多神社』として紹介されていることが多く、
当サイトでも『気多神社』で統一しています。
氣=正字
気=略字
同じ高岡市内にある射水神社もおススメです。
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