お守りに期限はある?ない?縁結びや受験のお守りは?処分方法も紹介

豆知識

お守りはできれば1年ごとに新しいものと交換したほうが良いと聞いたことがあるかと思いますが、本当に期限があるのでしょうか?

また、お守りを新しいものと交換しようと思った時、どこでどう処分すればいいのか、いま一つわからない。ということも良く聞きます。

お守りの期限、神さまに失礼のない処分方法について紹介します。



お守りの期限は本当に1年が正しい?

いろいろな意見がありますが、お守りに期限はない! が正解です。
お返しするという慣習はありますが、特に期限があるわけではありません。

しかし、
「1年程度で神社やお寺にお返しして新しいものと交換することをおすすめします。」
いろんなところでこのように紹介されていると思います。

なぜ1年程度なのでしょうね。
お守りは、「守り」という名前のとおり、本人の代わりに災難や悪運を引き受け、持ち主の身を守るとされています。
お守りは、神さまが身代わりとなって私たちを守ってくださるのですね。

一年で効果がなくなるというわけではありませんが、お守りのエネルギーは充電されることなく消耗するだけなので、持ち続けるとお守りの力は弱くなります。
普段、守ってってもらうためのお守りは、年に1回は神社で平穏に暮らせたことに感謝をしてから納めて、新たに授かる方がいいと言われています。

また、神道には古くなったものを新しくすることで神さまのエネルギーを高めるという考え方があります。
例えば、三重県にある伊勢神宮は、1,300年ほど前から、20年に一度、社殿を造り替えています。千葉県の香取神宮や茨城県の鹿島神宮などでもそうで、全国の神社で社殿を造り替えることが行われています。

これは、社殿を新しくして神様のパワーをより強くするというのが大きな目的です。
社殿は20年に一度が造り替えの周期となります。
同じようにお守りだと1年に1度が交換の周期と考えます。

1年に一度の交換で神様のパワーを新たにするという考えに習い、古いお守りをお返しして、新しいお守りを頂くことは、自分にとって大切なことに感じます。

ただ、こちらも絶対ではないので自分次第という所が大きいです。
自分の気持ちがすっきりするようにすればいいと思います。

私は旅先のお寺(京都:大原三千院の金色不動明王)で授かったお守りを10年以上持っています。
一生持ち続けられます。と説明があったのと、なかなかお参りできないお寺なので、友人と一緒に頂いたお守りです。
今も私のお守り袋に持っています。

返納しようと思えば返納できるんですけど、何となく愛着がわいて守られている気がするので持ち続けています。
タイミングが来たら手から離れていくような気もするので、深く考えていません。

お守りの期限、縁結びや受験のお守りはどうすればいい?

お守りには普段から身代わりに守ってもらうためのお守りと、特別なお願い事をしてから授かるお守りがあります。

特別なお願いと言えば、合格祈願だったり、安産祈願だったり、縁結びだったり、いろいろありますね。
願かけをしたお守りは、願いが叶うまでもち続けるというのも一般的です。

短期で叶う願い事、長い間かかるものなどいろいろだと思いますが、神さまにお願いした時の気持ちを忘れないためにも満願(まんがん=願い事がかなう)まで大切にするといいそうですよ!

縁結びであれば、縁が結ばれたことをきっかけに感謝を込めて返納します。
学業であれば、受験や試験に成功したことをきっかけに感謝をこめて返納します。

願いが成就した時に神社やお寺へお返しすれば良いのだそうです。
願いがかなった嬉しい気持ちを伝えるためにも、ぜひお礼のお参りは行きたいですよね。
きっと、神さま仏さまは喜んでくださると思います。



お守りの期限、処分や返納方法はどうすればいい?

お守りの処分は、原則的としてお守りを頂いた神社やお寺にお返しします。
そのほかにも処分する方法があります。
「お守りの6つの正しい処分方法」をご紹介します。

神社で

お守りを授かった神社にお返しします。
「古札納め所(ふるふだおさめどころ)」に収めるか、お焚き上げをしてもらい処分しましょう。
神社の社務所やホームページで確認してみてください。

お寺で

お守りを授かったお寺にお返しします。
「古札納め所」に収めるか、お焚き上げをしてもらい処分しましょう。

郵送で

神社やお寺にお守りを郵送して処分することができます。
郵送でのお焚き上げは、1年中いつでも受け付けていますが、お守りを郵送で処分しようとする場合は、送り方など確認を取りましょう。

どんど焼き・左義長で

「どんど焼き・左義長(さぎちょう)」とは、お正月のお飾りやしめ縄などを燃やす儀式です。
この際にお守りを処分することができます。
多くの地域で、小正月の1月15日に行われます。

自宅で焼却する

自宅に庭があり火をたくことができれば、お守りをご自身で焼却することもできます。
一つまみのお塩と一緒に半紙に包み、火に入れるようにしましょう。

火に入れる際は、お守りに対して感謝のお礼を述べるようにしてください。



燃えるゴミとして出す

お守りは正しくお清めを行えば、可燃ゴミとして処分することもできます。

お守りをお清めする方法
机や床に白い半紙や和紙を広げます。
白い半紙や和紙の上にお守りをおき、塩を左に一回、右に一回、最後にもう一度左に一回かけます。
下に敷いた白い紙でお守りを包みます。
(この際の塩の量はひとつまみ程度で十分です。)

最後は、お守りへの感謝の気持ちをもって処分しましょう。



まとめ

お守りの期限と処分方法について紹介しました。
お守りの明確な期限はありませんが、お守りは1年に一度、または願い事が成就してから、受けた神社やお寺に返納するのが基本的な考え方です。
ただ、無理のない範囲で大切にあつかうことが一番大切だと思います。

縁あって授かったお守りですから、ずーっと持っていたいお守りもあります。
私も手放せないお守りをいくつも持っています。

個人的には、身代わりとなってもらえるお守りは、一年ごとに新しいお守りと交換して、守ってもらいたいと願っています。

新しいお守りを受けたら、願いが叶うお守りの持ち方についても確認しておいてくださいね。

 



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