御朱印とは|御朱印とは?もらい方は?

豆知識

「御朱印(ごしゅいん)」は神社やお寺を参拝した証です。

近年、「御朱印ガール」「御朱印巡り」という言葉が良く聞かれ、神社お寺を巡り、御朱印集めをする人も増えてきています。
私もそのうちの一人です。
「出かけるときは忘れずに!」と、御朱印帳を持ち歩いていますが、御朱印にはどんな意味があるのか? 全く知らずに頂いていました。
御朱印の由来や意味が分かると、もっと神社やお寺の魅力が分かります。
そして、もっと御朱印が好きになりますよ!

これから、御朱印の魅力をご紹介します。



御朱印とは|御朱印の意味は? 由来を知りたい!

御朱印の意味や由来をみていきましょう。

御朱印の意味と由来

「御朱印(ごしゅいん)」とは、神社やお寺をお参りした証として頂くことができる「印」のことです。
朱肉で押された押印のほかに、神社やお寺の名前、神さま仏さまのお名前、お参りした日付などが墨で書いて下さるところが一般的です。

また、御朱印を頂くために使用する帳面を、「御朱印帳(ごしゅいんちょう)」と呼びます。
この御朱印帳は本来、「納経帳(のうきょうちょう」)といい、神仏習合だった時代に、お寺でお経を写したもの(写経)を納めた際の証として「納経印」を授与していたものが原型だったとされています。
江戸時代中期から明治初期には、現代のようにお布施・初穂料を納めることで朱印がもらえるようになっていきました。
現在でも納経をした方にのみ御朱印を授与する寺院もあるようですが、多くの神社お寺では、お経を納めなくても御朱印を頂けるようになりました。

≪写経についてちょっと・・・≫
写経は、することによって「功徳(くどく)が得られる」と考えられるようになり、先祖供養、祈願成就、個人の仏道修行などを目的として広く行われるようになったようです。

写経といえば、「般若心経(はんにゃしんぎょう)」を書き写すことが多いです。
私も何度か写経をしたことがありますが、一文字一文字書き写すのは、とても緊張します。
文字数としては300字程度です。
写経するためには、小一時間くらい必要でしょうか。
その間は気を抜くことができません。集中力が必要です。
そのように時間をかけて写経をして、初めて頂ける御朱印は、とても意義深い「印」だったのでしょうね。
≪脱線・終わり・・・≫

私の御朱印巡り、きっかけ

御朱印のデザインは、それぞれの神社やお寺によって異なります。
個性あふれるデザイン、そして全て手書きです。
最近は、御朱印のデザインの違いを楽しみに、御朱印集めをしながらお参りする方もいます。
「御朱印ガール」などと言われる若い女性たちが、神社やお寺の参拝記念に御朱印を集めることが近年ブームになっています。
私もそのうちの一人です。
御朱印を頂くようになったきっかけは、信心深い年配の方の御朱印帳を見せて頂いたことがきっかけとなりました。
十冊以上はあったと思います。
そして、神社お寺のお参りした時の記憶が鮮明で、「ここはこうだった」「この時は大雨で大変だった」など、昨日のことのように話をされました。
神さまや仏さまの話をされている時の嬉しそうなお顔がとても素敵だったことを今でもおも出します。
その方と見せて頂いた御朱印帳に魅了され、「出かけるときは忘れずに!」と、私の御朱印巡りが始まりました。
でも、くぎを刺されたことがひとつ。
「御朱印はスタンプとは違いますからね、心を込めて祈ってから御朱印を頂くようにしてね」その時は、あまり気に止めていなかったのですが、御朱印の意味や由来を知り、「なるほど納得」しました。

近年の「御朱印ブーム」
若い方々が神社やお寺に興味を持っていただけるのは良いことだと思いますし、身近に神さまや仏さまを感じて頂けるのは、とても素敵なことだと思います。
しかし、御朱印は参拝の記念スタンプではなく、「神さま仏さまとのご縁の記録」です。
神さま仏さまの名前などが書かれているありがたいものなので、大切に思う気持ちを持つといいですね。



御朱印とは|御朱印帳を準備しましょう

御朱印を頂くには「御朱印帳」が必要です。
御朱印帳を準備しましょう。

大きめの文具店やインターネット通販サイトでも購入することができます。
また、神社やお寺がオリジナルの御朱印帳を用意している場合もあるので、そちらで授与して頂く事もできます。
デザインも豊富ですし、サイズも2~3種類ありますので、お気に入りの一冊を探してみてください。

個人的には神社やお寺オリジナルの御朱印帳を頂くことをオススメです。
素敵なデザインの御朱印帳が多くて毎回、欲しくなってしまいます。
参拝記念、良い思い出になりますよ。

御朱印帳の種類
一般的に、御朱印帳には2つの種類が用意されています。
蛇腹(じゃばら)と呼ばれるものと、和綴じ(わとじ)と呼ばれるタイプのものです。

■ 蛇腹(じゃばら)
アコーディオンのように折りたたみ式のもの。
■ 和綴じ(わとじ)
普通の本のようなもの。

現在は蛇腹タイプが人気です。私もこのタイプの御朱印帳を愛用しています。
神社お寺で用意されている御朱印帳は、蛇腹タイプの御朱印帳が多いですね、
墨書きをする方も書きやすいそうなので、蛇腹タイプをオススメします。

御朱印帳のサイズ
サイズは大小あります。
■定番サイズ(11cm×16cm)
■大判サイズ(12cm×18cm)

 

私は小さいサイズの御朱印帳を持っています。
(画像の下)
持ち運びに便利なので重宝しています。
大きいサイズの御朱印帳は、御朱印に見ごたえがあります。
父は大きいサイズ(画像上)なので、同じ御朱印なのに、大きいだけで立派に見えるのです。
これはあくまでも私の主観なので、ご自分に合ったサイズを見つけてくださいね。

 



御朱印とは|御朱印のいただき方

初めて御朱印をいただくとき、どこでもらうのか、どのタイミングでもらうのかなどがわからないと不安ですよね。
教えて頂いたことや私の経験から、こんな風にするといいのでは? という流れをご説明します。

1、御朱印帳を準備しましょう
2、神社お寺に行って、お参りをしましょう
3、お参りが終わったら、御朱印を頂きましょう
社務所、授与所、寺務所、納経所と案内されている場所です。
※御朱印をいただく朱印所が別にある寺社もあります
※「御朱印はこちら」と案内が出ているところもあります。

4、御朱印をいただくページを開き御朱印帳を渡しましょう
5、お布施・初穂料を納めましょう
6、お礼を伝え御朱印帳を受け取りましょう

お布施・初穂料は300円~500円のところが多いです。
明記されていない場合や「お気持ちで」と言われるところもあります。

明記されていないときには納める金額をお聞きしてみてください。
「お気持ちで…」と言われたときには、一般的に納める300円~500円を参考にして気持ちで納めれば良いと思います。



御朱印とは|御朱印をいただく際のマナーと注意点

これを知っているといいかな。ということをあげておきます。
1. 小銭を用意しておきましょう
御朱印を頂くときに限らず、お賽銭やおみくじなど、神社お寺へお参りする際には小銭が必要な時が多くありますので、必ず小銭を用意しておきましょう。
また、御朱印をいただく際も「お釣りを出さないようにするのが基本」と言われています。
ちょっとした気遣いで、お互いが気持ちよく接することができますね。

2. 参拝をしてから御朱印をいただきましょう
御朱印は「参拝をした証」としていただくものです。必ずお参りしてから御朱印をいただきましょう。

「御朱印を集める」だけが目的にならないようにしましょうね。
スタンプラリーにならないよう神さま仏さまに感謝して、御朱印をいただくようにしましょう。

3、神社お寺の指示を守りましょう
人が多く訪れる有名なところや、お花見や紅葉、初詣のように混雑する時期には、参拝前に御朱印帳を預けるように指示されることがあります。
その場合は指示に従ってください。
御朱印帳を預けると番号札をいただけますので、お参りをしてから受け取りにいってくださいね。

御朱印帳を忘れてしまったときには?
御朱印帳を忘れてしまった旨を伝えると、半紙に書いた御朱印をいただける所が多いです。

いただいた御朱印は、自宅に帰ってから御朱印帳に貼って保管をすれば大丈夫です。
また、すでに御朱印が書かれた半紙のみ用意されているところもあるので、その際も同様に保管すれば問題ありません。



御朱印とは|コロナ禍の対応

新型コロナ感染拡大防止のため、事前に書いてある「書き置き」の御朱印を授与する神社お寺が増えています。
御朱印には変わりありませんので、ありがたく頂き、御朱印帳に貼って保管しましょうね。
一日も早い収束を祈りましょう。

御朱印とは|まとめ

御朱印の意味や由来、私の御朱印ヒストリーも交え御朱印の魅力をご紹介しました。
神社やお寺にお参りし、神さまや仏さまに会えるのはとても嬉しいことですね。
そして、その嬉しい日を忘れないためにも「御朱印」は大切だと思います。

これからも、「出かけるときは忘れずに」
御朱印帳を持って神社やお寺を巡りたいです。
そして、神さまや仏さまとのご縁の御朱印に感謝して、御朱印帳を大切にしたいと思います。



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