【レシピあり】小正月に小豆粥を食べる理由とは?由来や作り方まで

1月の行事

正月の行事として、今も受け継がれている小正月。
豊作祈願の餅花や、正月飾りを焚き上げるどんど焼きや左義長などの行事も、各地域それぞれのかたちで行われています。

小正月には、もうひとつ大切にしたい小豆粥(あずきがゆ)を食べる風習があります。

本記事では、「小豆粥」の由来や歴史、いつまでに食べるものなのか?
また、小豆粥の意味やおいしい作り方、おすすめの食べ方も紹介します。



2024年の小正月はいつ?

小正月(こしょうがつ)は、1月15日とされています。
小正月は年によって変わるわけではありません。
2024年の1月15日は月曜日ですね。
地域によっては1月14日~16日の3日間を小正月の期間としているところもあります。

小正月の意味や行事については別記事で詳しく紹介しています。
参考にしてください。

小正月の小豆粥はいつ食べるの?

 

小豆粥(あずきがゆ)は小正月の日、1月15日に食べる のが習わしです。
朝食に食べるのが一般的ですが、食べる時間に決まりはありません。

15日に食べるので 十五日粥 とも言われます。

食べ方は地域によって違いがあるようです。
小豆粥にお餅を入れたり、ぜんざいを食べたり、小豆めし、小豆餅、小豆おこわなどを食べる地方もあります。

食べ方に違いはありますが、願いはひとつ。
1年間の無病息災を願うという意味が込められています。



小正月の小豆粥、歴史と由来

小正月に小豆粥を食べる風習は平安時代から伝えられています。
あずきにも深い意味があります。

平安時代から伝わる風習

平安時代に書かれた法律(律令制:りつりょうせい)には、正月15日に小豆粥を食べると、一年間の邪気を祓い、万病を除くという記載があります。
また「枕草子」や「土佐日記」にも小豆粥についての記述があるほど、伝統的な食べ物です。

本来この日は望月(満月)であることから、小豆粥を「望粥(もちがゆ)」と呼びお餅を入れる場合もあります。

小豆を入れる理由は?

1、小豆の赤い色に関係しています。
古くから中国や日本などでは「赤」は、生命や炎を象徴する色、邪気を祓う色と考えられていました。

2、あずきには古来より魔除けの力があると信じられてきました。
赤飯もおめでたい行事で食べますね。
あずきは無病息災を願う晴れの日のごちそうとされています。

小正月という年の節目に小豆粥を食べ、邪気を祓い一年を健康で無事に過ごすことができますように!きっと、そんな願いが込められていたのだと思います。

おまけ:あずきは栄養豊富な健康食品です。
タンパク質、ビタミンB群やミネラルを含みます。
あずきは低脂質・高タンパクで食物繊維の豊富な健康食品なのです。

食物繊維:便秘解消
ポリフェノール:アンチエイジング
鉄分:貧血予防
サポニン:コレステロール低下
ビタミンB1:冷え性改善
カリウム:高血圧予防

あずきの力はすごいですね!
小正月だけなく、普段から食べると身体に良さそう!



小正月、小豆粥のレシピを紹介

小豆粥を作ってみましょう。
ごはんとゆであずきを使う時短レシピです。

小豆粥の作り方

材料 (2人分)
・温かいご飯 150g
・ゆであずき缶 (190g入)100g
・切り餅 1個
・水 450cc
・塩 ひとふり(お好みで)

作り方
① ゆであずき缶を開け100gを器に取ります。
② 餅は半分に切ります。
③ 鍋にご飯を入れ、ゆであずきを乗せます。
④ 水を加え、加熱して5分位煮ます。
⑤ 5分位たったらお餅を入れます。
⑥ 塩を一振り加えます。(お好みで)
⑦ 餅が柔らかくなったら器に盛ります。

アレンジ
ごま 柚子 などをかけてもおいしくいただけます。



小正月の食べ物

小豆粥のほかにも色々とあります。
小正月に食べるといいとされる伝統的な食べ物を紹介します。

小豆粥(あずきがゆ)

あずき粥には、1年間の無病息災を願うという意味が込められています。

ぜんざい

小豆粥の代わりに「おぜんざい」を食べる地域もあります。
小豆粥に鏡開きをした鏡餅を入れるという地域も。

お団子・お餅

小正月にお団子を食べて無病息災を願うという風習もあります。
小正月に行われる火祭り「左義長」「どんど焼き」中に、燃え上がる炎でお団子やお餅を焼いて食べるというもの。
聖なる火で焼いたものを食べ、厄払いや無病息災を願います。

地域によって

小豆めし、小豆餅、小豆おこわ、などを食べる地方もあります。



まとめ

正月の行事として、今も受け継がれている小正月。

小正月に大切にしたい小豆粥を食べる風習。
小豆粥の由来や歴史、いつまでに食べるものなのか?
また、あずき粥の意味やおいしい作り方、おすすめの食べ方も紹介しました。

豊作祈願の餅花や、正月飾りを焚き上げる左義長などの行事も、各地域それぞれの形で行われています。
ことしは玄関先に餅花を飾ったり、家族の健康を願って小豆粥をいただいてみてはどうでしょう。

良い一年となりますように~。

 

お正月には七草粥を食べる風習もあります。

 



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